管理職もアウトソーシングできる時代

フリーランスで働く人が、企業の管理職として派遣されるというケースが近年は急増中だ。色々なものがアウトソーシングされる時代だが、ついに管理職にまでアウトソーシングの波が押し寄せているのだ。大手でも中小でも新興ベンチャーでも、フリーランサーを管理職に迎えるケースはよく見受けられる。

フリーランサーと言っても、技術がなくて正社員になれない人たちを指しているのではない。非常に優秀な人たちで、フリーでも食べていけるだけの経験や技術を持っている人を指している。元々大手企業に所属をしていて、会社員として働くだけでは不満だという人たちがフリー化しているのが現状だ。

そうした人たちを放置しておくのはもったいない。自分たちの会社では育成ができないほど優秀な人がフリーの世界にはたくさん存在しているため、力を借りようという動きが増えている。

よく考えれば何の不思議もないことで、外部の人間が管理職ポストで迎え入れられることはIT業界ではすでに珍しいことではなくなっている。職種も問わないので、超有名なイラストレーターの人がゲーム会社のイラスト部門のトップに就任するということもある。プログラマーにしてもデザイナーにしてもそうだろう。

優秀な人をフリーで働かせていると、仕事を断られてしまうこともあるだろう。ある程度自社の作業に徹してもらうという意味においても、管理職ポストで迎え入れることには大きな意味がある。